〈棄想天蓋〉:文芸とポップカルチャーを中心に

トマトです。学位は品種(文学)です。無名でも有名でもないちょうどよい塩梅の文芸作品をとりあげて雑感を綴ることが多いです。レコードが好きです。

ももクロ

百田夏菜子講演会についての雑感

* 昨日、札幌医科大学で催された、ももいろクローバーZのリーダーである百田夏菜子さんの講演会もとい「授業」を聴講してきました。

「3月9日」

* 高城さんのソロコンサート、さくさく夢楽咲喜共和国のLVにひっそりとお邪魔させていただきました。 れにちゃんは実にれにちゃんで、ほんとうに素敵なイベントでした。

ドキュメンタルな《僕ら》/フィクショナルな《私たち》

* 『AMARANTHUS』と『白金の夜明け』が発売され、DOME TREKも三分の一が終りました。 それらに合わせてTV番組への出演も久々に多く、録ったものをひたすらにリピートして観ています。 音楽番組では『あたしの音楽』での「マホロバケーション」、とくに《ニ…

Cry Baby Cry、オギャー!

* ももいろクローバーZの新しいアルバムがついに発売されます。 3rdと4th、モノノフであれば一日に二千回くらい目にしているかもしれないお馴染のタイトル、『AMARANTHUS』と『白金の夜明け』です。 それぞれのアルバムから「WE ARE BORN」と「マホロバケー…

「玉井詩織」についての雑感

* 好きなものについて記してから年を越したいとおもいました。 このblogには「文芸とポップカルチャーを中心に」という副題をつけてみたのですが、気がつけば文芸とももいろクローバーZが中心になっており、なんだったらば「ももクロ」とタグ付けされた記…

幕は必ず閉じるもの、そしてふたたび上がるもの

* ああ、閉幕[カーテン・フォール]――。 昨夜の帰路、こんな大時代がかった句が浮かんできました。奇書として知られる小栗虫太郎『黒死館殺人事件』に登場する句です。 とうとう月刊TAKAHASHIが終ってしまいました。

ふしあわせという名の黄色い猫がいる

* 一昨夜の『ももいろフォーク村』はいつになく内容が詰まっていたようにおもいます。 いずれの曲もみな印象深く、全体として渾沌とした、素晴らしい回でした。

「良い夜を持っている」

* 不思議な縁で、中学、高校、大学と教えることになった学生がひとりいます。 中高ではそれぞれ半年ばかり塾で担当し、大学では初年次の基礎演習で担当しました。 わたしのいる大学の同じ学部学科に入学し、さらに十クラスほどあるなかピンポイントでわたし…

「羊をめぐる冒険」:ラムとビールと、玉井さんが

* 年に一度の恒例となったももいろクローバーZの24時間USTREAM生放送が終りました。 作業のために中座をしたり仮眠をとったりとしたために完走は果たせませんでしたが、3/4程度は視聴することができました。観るだけでもすこしは疲れてしまうので、出る側…

〈孤独〉の遷移:宮澤賢治・谷川俊太郎・高橋さおり

人類は小さな球の上で 眠り起きそして働き ときどき火星に仲間を欲しがつたりする 火星人は小さな球の上で 何をしてるか 僕は知らない (或はネリリし キルルし ハララしているか) しかしときどき地球に仲間を欲しがつたりする それはまつたくたしかなこと…

『ももいろフォーク村』についての雑感

* きょうの夜に、ついに『ももいろフォーク村デラックス』が開催されます。 沢山のゲストとのコラボレーションが企画されているので愉しみです。 きくちPのtwitterをみるに、その一つとしておそらく『ユリ熊嵐』のOP曲であったボンジュール鈴木「あの森で待…

『幕が上がる』についての雑感

* 先日のことです。 大学一年生の子とちょっとお話をしていたところ、おもいがけず高校演劇の経験者であったという情報がとび出してきました。 その前にもたしか演劇に関心があるというようなことを聞いた覚えがあったので、当然のように、さりげなく、実に…

ももいろクローバーZについての雑感

* ももいろクローバーZを好きになるということは六月を好きになるということでもあるとおもいます。 そもそも六月は、必ずしも好まれてはいない月でしょう。 一年のなかで唯一祝日がなく、学生をはじめとしてカレンダーに沿って生活をする、もしくは仕事を…

吉岡美佐子に寄せる

* 先日の詩「告別」についての記事にすこしだけ補足をしようとおもいます。 宮澤賢治にはもう一つ、農学校の教え子を念頭に置いて書かれた詩があります。「生徒諸君に寄せる」という断片的なメモのようなものです。 この四ヶ年が わたくしにどんなに楽しか…

高橋さおりへ吉岡美佐子から / 沢里武治へ宮澤賢治から

おまへのバスの三連音が どんなぐあいに鳴ってゐたかを おそらくおまへはわかってゐまい その純朴さ希みに充ちたたのしさは ほとんどおれを草葉のやうに顫はせた もしもおまへがそれらの音の特性や 立派な無数の順列を はっきり知って自由にいつでも使へるな…

続・未完であること

〈青春ガールズムービー〉のほとんどが〈晴れ舞台でのパフォーマンス〉をクライマックスシーンとしているにもかかわらず、『幕が上がる』はそのパフォーマンスの直前で終幕してしまいます。 別言すれば、舞台の幕が上がるとともに映画の幕が下りてしまいます…

未完であること:〈青春ガールズムービー〉としての『幕が上がる』

* 二年前に『ももクロの美学』を著した安西信一先生がご存命であったら、いま現在のももいろクローバーZについて何を考え、何を書くのだろうかと、ふとおもいました。 その本のなかでももクロと比較されて中心的に論じられた〈青春ガールズムービー〉にも…