〈棄想天蓋〉:文芸とポップカルチャーを中心に

トマトです。学位は品種(文学)です。無名でも有名でもないちょうどよい塩梅の文芸作品をとりあげて雑感を綴ることが多いです。レコードが好きです。

Cry Baby Cry、オギャー!

ももいろクローバーZの新しいアルバムがついに発売されます。

3rdと4th、モノノフであれば一日に二千回くらい目にしているかもしれないお馴染のタイトル、『AMARANTHUS』と『白金の夜明け』です。

それぞれのアルバムから「WE ARE BORN」と「マホロバケーション」のMVが公開されました。そして『ミュージックステーション』と『あたしの音楽』で実演もされました。

どちらもこれまでにない感じで、なのにとってもももクロっぽいという、いつもながらのふしぎな感覚に陥らせてくれます。

 

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わたしはとりわけ「WE ARE BORN」に大歓喜しました。

素晴らしいMV、これまででいちばん好きかもしれません。この勢いとかっこよさ、ベイビーなかわいさは非の打ちどころがありません。新たなファン層の獲得も期待できます。

そしてこの曲には、twitterで知ったのですが、元ネタとおぼしきものがあるとのことでした。

 

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「踊る赤ちゃん人間」、ここでまた大槻ケンヂとつながるのですね。

新しいアルバムにはふたたび「作詞:大槻ケンヂ」がくるのではないかと予想していましたが残念ながらそれはおあずけとなってしまいました。わたしは是非ともNARASAKI×大槻ケンヂの特撮コンビにももクロ楽曲を手掛けてほしいです。『絶望先生』の主題歌のような曲調のものを望んでやみません。

 

ふり返ると、2ndの『5TH DIMENSION』が発売されてから直に三年が経ちます。

他のことであれば二年や三年なぞつい最近という感じですが、ことももクロちゃんに関してはもう三年という気がします。そんなに経ったのかという驚きがあります。

 

通して『5D』を聴いたのはいつが最後だろうかと考えてみたのですがはっきりしません。

発売からしばらくするとアルバム単位で聴くことは減っていき、プレイリストが主となっていきます。

じぶんの好きな流れを考えたり、好きな曲を集めたり、ライブのセットリストを再現したり、ライブではあり得ない構成にしてみたりと愉しんでいます。

他人様のプレイリストを覗く機会はあまりありませんが、モノノフが十人いれば十通り、七十億人いれば七十億通りのプレイリストが存在するかもしれません。

 

わたしがこの一年でもっとも聴いていたリストは次の二つでした。

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1stのタイトルにちなんでそれぞれバトルとロマンスのイメージです。

ちょっとした作業の際に、これからやるぞ、というときに前者を、すこし疲れたぞ、というときに後者を聴くとはかどります。シチュエーションがはっきりしているこの二つの頻度が高くなりました。

 

二枚同時発売、二十曲もの新曲ということでしばらくは『AMARANTHUS』と『白金の夜明け』ばかりを聴くことになりそうです。

そして自宅だけではなく、すでに明言されているようにDOME TREK以降のライブでも新アルバムの曲が中心になるようです。

とてつもなく愉しみな反面、一抹の淋しさのようなものも感じます。

昨年はとくに月刊TAKAHASHIのおかげで「ももいろ太鼓どどんが節」をたくさん聴くことができました。わたしは「どどんが」の狂信者なのでとても嬉しかったです。これからはあまりそうした機会には恵まれなくなるのでちょっとだけ淋しいようにもおもいます。

 

ももいろクローバーZが《オギャー》と産まれ変わりました。

第三章の幕開けとなる『AMARANTHUS』と『白金の夜明け』は予想も期待もはるかに超えるアルバムとなってくれそうです。ここ数日の間に放送された唄もびっくりしてしまうほど上手でした。

一週間後のいま時分にはナゴヤドームでの初日が終っています。《オギャー》の向こう側にはどのような景色が広がっているのでしょうか。

 

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ところでわたしはベイビーのときに、テレビ東京系列の地方局が催したハイハイ競争で優勝したことがあります。したがって赤ちゃん人間としては譲れぬ矜持があります。

 

 

 

 

 

追記

泣き虫で甘えん坊、一年も経っていないのに懐かしい響きです。

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