六号雑感
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宮澤賢治の学会、研究会に入会すると機関誌や会報の他に種々のちらしの類が郵送されてきます。
多くは演劇やコンサートの案内なのですが、わたしの住んでいる地域で催されるものは少ないためさっと眺めてこういうものがあるのだなと確認するだけのことがほとんどです。
これは観たいとおもうものもありつつなかなか都合がつかないので残念です。
さて、そうしたちらしのなかで抜群にインパクトの大きかったものが、次の一枚です。
ものがたりグループ☆ポランの会による公演の案内です。
ポランの会はよく聴くお名前であり、何度もちらしが届いていたとおもうのですが、昨年の秋のこの一枚だけが凄まじい構図の仕上がりでした。みればみるほどおもしろいです。
しかもこの公演、童話「銀河鉄道の夜」を最終形(第四次稿)の原文のまま舞台化し、かつ音楽がへヴィメタルといういろいろと凄い演劇なのです。
一度は観劇したいとおもいながら昨年は同日に学会での発表があったために断念しました。
二年連続で上演されているので今秋あたりにも再演があるのでは、と期待しています。
もちろん新たなちらしの意匠にも期待しています。