〈棄想天蓋〉:文芸とポップカルチャーを中心に

トマトです。学位は品種(文学)です。無名でも有名でもないちょうどよい塩梅の文芸作品をとりあげて雑感を綴ることが多いです。レコードが好きです。

六号雑感

家に籠って作業をしているうちにいつのまにやらもうお盆でした。

お盆になるとハリー細野の唄う「つめたく冷やして」が脳内でエンドレス再生されます。

 

  つめたく冷やして 飲もうぜ麥酒[びいる]

  冷たくしなけりゃ 飲んでも美味くない

  Don’t be cruel to a heart that true

 

この曲はもともと Elvis Presley の ”Don’t Be Cruel” にあがた森魚が日本語詞をつけて自身のアルバム『日本少年』(1976)に収めたものでした。そしてプロデューサーとして編曲をした細野さんが同年の中華街ライヴでカバーしました。

わたしは細野さんのCDのなかではこの中華街ライヴを聴く頻度がもっとも高いのですが、それはセットリストの一曲目にある「つめたく冷やして」が好きなためです。この日の演奏では他に「蝶々さん」と、のちにYMOでもやることとなる「ファイアークラッカー」が好きです。伝説と呼ばれるに相応しいイベントですね。

 

  父さん麥酒 坊やは西瓜

  皆で仲良く もうすぐ盆

 

盆明けまでに仕上げなければならない作業が山積みなので西瓜を食べつつ片づけています。

麥酒の方はおあずけです。

 

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